要約:意識は本当の自分ではない?
脳は何をしているのか?脳と意識は違うのか?などなど解説した脳科学の本。
自分達の行動は自分達の意識が決めているように思えるけど、だいたいは脳が勝手にいい感じに計算してくれて、必要な情報だけ意識に上がってくるらしいです。見えるものや聞こえるものを全部意識していたら、何もできないよね、ということで脳が勝手に決めているということらしいです。
脳も自分のものだー!と思うかもしれないけれど、脳は自分の意識ではコントロールできない。自分の感じたこと思ったことも、実は脳が勝手に決めているとすると、本当の自分とは何なのか?となってしまいます。
さらに、ギャンブル依存症や銃乱射みたいな犯罪を起こしてしまう人は、多くが脳の構造に異常があるらしい。脳腫瘍ができると急にギャンブル依存症になることがあるとか。。 そして依存症も犯罪も脳のせいで、自分のせいじゃないのか?という疑問が残るのでした。
感想:脳みそありがとう
意識と脳についての話だけど、脳と犯罪とか依存症が結びつくというのが面白い。 脳だけのせいにはできないけど、人にはいろんな志向があるしなーと思えるので納得です。
脳みそがいろいろ計算してくれてるんだな、いつもありがとう、たくさん寝ようと思う次第です。
あなたの知らない脳──意識は傍観者である (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: デイヴィッド・イーグルマン,大田直子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: 文庫
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