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【書評】「ポジショニング戦略」マーケターのバイブル?

メッセージはシンプルに

ポジショニング戦略というのは 「消費者の頭の中に、どういうイメージで自社製品を位置付けるか」 をうまくやることらしいです。

その際のメッセージは、ポエムみたいなクリエイティビティ重視!みたいなものではなくて、シンプルで分かりやすいものにすべきと言っています。

例えば、セブンアップだと「コーラに代わる炭酸飲料」みたいな。コーラの味は好きじゃないけど、炭酸が飲みたい人はセブンアップを飲みなさい、というのが一瞬でわかる、ということだそうです。

どれだけ自社の製品がすごいのか新しいものなのかを伝えることが大事だと思いがちだけど、それでは消費者には伝わらない。

  • ライバルのポジションを崩したり
  • 消費者が不満に思っている穴を探して埋めたり

することが大事なんだそうです。

ポジショニングには長期的な視野が必要

消費者の頭の中に良いイメージを保つためには、うまくいってる戦略を変えてはいけない、忍耐強さも重要。戦術は変わるけど、戦略はそう簡単に変えるべからずなのです。

レクサスがいきなりリーズナブルなコンパクトカーを出したら、一瞬売上が上がるかもしれないけど、結局ブランドが毀損されて終わり、ということです。

良いイメージを作り上げるのは大変だけど、それが壊れるのは一瞬。 芸能人も不祥事起こしたら一瞬で終わり、と同じですな。

ポジショニング戦略[新版]

ポジショニング戦略[新版]

  • 作者: アル・ライズ,ジャック・トラウト,フィリップ・コトラー(序文),川上純子
  • 出版社/メーカー: 海と月社
  • 発売日: 2008/04/14
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