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【書評】仕事は楽しいかね?

仕事が楽しくなかったので読んだ。自己啓発の類は読まないのだけど、そうじゃないと思って買って読んだから思いのほかよかった。

要約:新しいことを試して楽しむ

空港で成功者のオッサンがどこにでもいるパンピーサラリーマンに成功の秘訣を教えてくれるというお話。「新しいことを試し続けて、それを楽しむ」ってのがこの本の言いたいことなんだと理解した。

感想:手元において置きたい1冊

「参加者は一千人。表が出れば勝ち、裏が出れば負けだ。そうして一千人の人々がコインを投げると、だいたい五百人が裏が出て負ける。表が出た五百人は、もう一度コインを投げる。七回投げ終わると、コインを投げる人はちょうど八人になる。 (中略) 『このころには、コイン投げの達人たちの目を見張るような能力を一目見ようと、見物人が集まってくる。そして、勝った人たちはお世辞に当惑させられる。彼らはコイン投げの天才だとほめたたえられるのである――生い立ちを書かれたり、急にアドバイスを求められるようになったり、といった具合に。いずれにせよ、参加者が一千人いても、たえず表を出し続けられるのは、わずか八人にすぎない』

ちょうど最近、成功の多くはラッキーパンチなんじゃないかと始めていたのでこの部分に一番共感した。

もちろん能力が関係ないとは言わない。最低限の能力は必要だ。でもあとはやったかやたらないか、やり続けることが出来たか、成功者と凡人の違いはそれだけしかないように近頃は思う。

だいたい読み終えた本はすぐにフリマアプリで売ってしまうのだけどこの本は手元に置いている。短いのですぐ読めるし、たまに読んで試し続けることの重要性を思い出すようにしている。

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

仕事は楽しいかね? (きこ書房)