要約:100歳まで生きるリスクと対策を知る。
今流行っている"SHIFT"シリーズ本。
2000年代とか最近生まれた人は寿命が100歳近くまで伸びるんだそうで、今までの基本的な生き方、20代前半までは勉強・一斉就職して定年まで働き・定年後は余生を楽しむ、的なものは通用しなくなっちゃうよ、と警告してます。特に40年くらいある労働期間中にずっと同じ仕事に従事してしまうと、技術は廃れ、人的ネットワークも弱まり、定年後のリスクが高まるとも。
そんな時代だから、常に新しいものを学ばないとね、柔軟に人生設計していかないとね、というお話です。 例えば、パラレルで仕事を持つ、就職後もスキルが落ちないように勉強し直す、などなど。要は、常にオープンな姿勢でいること、人生の選択肢をもっておくことがリスク分散になるんだよ、ということですね。
感想:混沌とした時代にどう備えるか。
本当に寿命100年になるかは分からないけど、今までみたいな人生設計はうまくいかないことは認識されているので、こういう本が流行ってるのかなと思いますね。ただ、著者が書いてる人生設計プランがうまく行きすぎてて(ケーススタディだからそうなんだけど)、こんなうまく行かへんやろ!と思ってしまったり。
言ってることはシンプルなので、なんとなく人生今のままでいいのかなと思っている時、特に20代後半ー30代の人が人生に悩んでいる時に読み直してみるといいかもです。
- 作者: リンダグラットン,アンドリュースコット,池村千秋
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/10/21
- メディア: 単行本
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