要約:AIに奪われる仕事・生き残る仕事
人工知能(AI)の過去の発展の歴史と、今後の将来予測をわかりやすく解説した本。
最近注目を浴びている自動運転だったり、囲碁の対戦用ソフトだったり、ある一つの機能に特化した人工知能(AI)は、すでに全盛期を迎えつつあります。
筆者は、2030年頃には人間並みの能力が備わった「汎用AI」なるものが出現して、多くの人間の仕事が奪われるかもしれない、と予測しています。 ただ不安を煽るだけでなく、人口知能に奪われない=生身の人間にしかできない仕事ももちろんあるよと。クリエイティブ系(創造性を発揮)、マネージメント系(経営・管理)、ホスピタリティ系(おもてなし)の3つが、それに当たるそうです。
人工知能(AI)とうまく共存して、人間にしかできないことをやろう、そしてラクしよう、ということですかね。
感想:ありえそうな将来
文体も軽いので、ブログとかTwitterまとめを読んでいる感じでさくさく読めます。
ちょっと飛躍してるところはあるけど、「ふーん。2030年なら遠くない将来だし、こうなってもおかしくないな」と思えるだけ、読む意味ありです。
技術的な面と経済的な面とそれぞれ触れているので、とりあえずなんとなく知りたい人、人工知能関連の本を読み漁るときの一冊として、いいかもです。
- 作者: 井上智洋
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/07/21
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (22件) を見る