倒産する会社のパターンが見えてくる
帝国データバンクという会社は聞いたことあるけど、「情報部」というところは企業の倒産情報の調査なんかをしているらいしいです。
倒産情報を調べるときに張り込みとかもしているみたいで、泥臭い。がんばれ。
企業が倒産するときは、いくつかパターンがあって、
- 産業構造の変化
呉服屋とかデパートの卸とかゲームセンターとか
- 本業以外に手を出して失敗
シナジー効果のない事業を買収して大失敗とか、投資で大失敗とか
- 急拡大で失敗
先行投資しすぎて回収できず負債
- 後継者選びで失敗
同族経営とか老舗企業とか、どら息子パターン
倒産する前に気づかないのか問題
1つの企業の話で3ページずつくらいなので、読みやすい。
こういう経緯だけを読んでると、なんで経営者は途中で気づいたり引き返そうと思ったりしなかったのかな、と不思議に思う。 もう後戻りできないところまでいっちゃったのか、外野だから気づけるだけなのか。
危ない会社と取引するのも就職するのもイヤなので、こういう本でヤバそうな会社の勉強をしておくといいかもです。
- 作者: 帝国データバンク情報部藤森徹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/04/11
- メディア: 新書
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