「フランスの超天才」ジャック・アタリさん
フランスNo.1のエリート校(ENA)を卒業し、大統領の特別補佐官にもついたことがあるらしい、ジャック・アタリさん。
政治・経済・文化に精通し、ソ連の崩壊、金融危機、テロの脅威、ドナルド・トランプ米大統領の誕生などを的中させた。
らしいです。 今のマクロン仏大統領を見出したのは、この方らしい。
悲観的か、楽観的か
過去に比べて良くなったこと、逆に悪くなったことが、だだーっと書き連ねられているのだけど、 例えば、最貧困層の数は減ったとか平均寿命が上がったことがいいこと、高齢化だったり気候変動が悪いこと、のような感じで、 まあ人類が増えると両方の側面があるよね、と思った。
悲観的に捉えるのか楽観的に捉えるのかで、ずいぶん将来への見立ても変わってくると思う。
しかしながらジャック・アタリさんは悲観的で、どうやらこのままの状態でいると、2030年には世界的な戦争か金融危機が起きてやばいことになるらしいです。 なぜ、そのような悲劇が起こるのかというと、「富の偏在」が進むことで中産階級以下の人々が不満を抱え怒り狂ってしまうかららしい。
利己的な人間
どうやら人間は相当に利己的な人間だとジャック・アタリ氏は認識しているようで、特に現代では利己主義が蔓延しているらしい。 そんなにひどい人間ばかりじゃないはずだ!と思いたいけど、現実を見てみるとあまり自信ない。確かにそうかもしれない。
で、その悲観的な未来を変えるためには利己主義ではなく、利他主義になりましょうとアタリ氏は言っています。
自分のためじゃなく、他人の幸せのための生きましょうと。まあそれはそうしたいですよね、なるべく。
2030年ジャック・アタリの未来予測 ―不確実な世の中をサバイブせよ!
- 作者: ジャック・アタリ,林昌宏
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2017/08/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る