要は政治力、既存概念を再ラベリング
仕事のなかでダークサイドのスキルっていうとんでもないものを想像するけど、この本では論理的思考、プレゼン能力、エンジニアなら技術力のような仕事そのものに役立つスキルをブライトスキルに対して、段取り、根回し、上司への情報の上げ方とかをダークサイドスキルと呼んでいる。まあ、ありきたりな言い方をすると政治力とかコミュニケーション能力とか段取り力っていうんでしょうか。
まあ、書いてあることとしてはいたって普通で、何をいまさら感があるのだけど、政治力、コミュニケーション能力、段取り力、このへんを仕事を推し進めるためのダークサイドスキルなんだと再ラベリングした見せ方がうまいなあと思いました。
ある程度以上の組織で働く人は流し読みしてもよいかも
自分は今までどベンチャーみたいな少人数の会社でしかた働いたことがなかったので、この本でいうところのダークサイドスキルの必要性は感じてなかったのですけど、それなりの規模の今の会社に来てこのへんのスキルはなんだかんだ大事だよなあと痛感してます。
大企業の課長とか部長あたりに向けて書かれた本みたいだけど、普通のメンバー社員が読んでもそれなりに役立つと思いまし、言ってることは正しいけどもうちょっとやり方あるだろ的な人に渡すのもよいかもしれない。
- 作者: 木村尚敬
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/07/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る