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【書評】コトラーのマーケティング・コンセプト

要約:顧客志向の重要性

世界的権威、フィリップ・コトラーによるマーケティングの解説本。

コトラーといえば、800ページもあるマーケティング・マネジメントの本が有名ですが、こちらはたった200ページ。80個のマーケティング・コンセプトについて1-2ページずつで解説しているので、少しずつ読み進められます。

各コンセプトについては、ブランドからマーケティング・リサーチといったマーケティングっぽい話から、将来予測や業績評価といった「これはマーケティングなのかな?」といった話までいろいろ。セールスの補佐になりがち、コスト削減の対象になりがちなマーケティングに対して、様々な事例を使いながら解説しています。

「とにかく、適切な市場を見つけろ、顧客を知れ、顧客を満足させろ」と、コトラー先生は繰り返し訴えています。

感想:さすがのコトラー先生

発刊は2003年のため最近流行りのソーシャルだったりの話はないですが、基本的な考え方を理解するのにちょうどいいし、長くないので途中で挫折しなくて済みます。

「あれ、これなんのためにやってるのかな」とふと思った時に見返すことになりそうな一冊。

まえがきでも書かれていますが、基本的かつ重要なマーケティングの知識について知りたい、学び直したいという人にとってもおすすめです。

コトラーのマーケティング・コンセプト

コトラーのマーケティング・コンセプト